学歴の経済学

 西川先生の本は何冊目でしょうか。けっこう読ませていただいています。

 元々は、「アクティブ・ラーニング」について勉強したくて、手に取ったのが西川先生の本でした。

 

 西川先生の本は、最近よくある「ネタ」の本ではなく、なぜアクティブ・ラーニングが今求められているのかなど、時代の背景が詳しく書かれています。単にグループ学習やディベートをしたらいいのではなく、20年後、30年後を見据えて、子どもたちにどんな力を付けていかなければならないのかを考えながら、教育活動を行わなければならないということがよくわかります。

 

 しかし、極論も多く、「ほんまかなぁ」と思うところもあります。例えば、これからの時代、企業は新人教育に力を入れないという話。私の友人は、ベンチャー企業に勤めていますが、若い人を教育しているのがフェイスブックの投稿などでよくわかります。この例以外にもいろいろ「?」と感じるところはあります。

 

 それと、本のタイトルがナイスです。ベストセラーのあの本のタイトル、もろパクリです。ネーミングに星3つです。

 

 いろいろ書きましたが、「アクティブ・ラーニング」について学びたい人は、必読の本だと思います。

 

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